私、JUMP辞めます。【HSJ】

いじめ ページ5

貴方side



次の日。



今日は、昨日入っていた、

雑誌の撮影の仕事がある。





明日から、

夢亜ちゃんも一緒に仕事をするらしい。





〜〜〜





全ての撮影がおわった。



皆と途中まで、

話ながら楽屋に向かっていたけど、



トイレに行きたくなって、

私だけ、違う方向に向かった。





トイレが済み、楽屋の扉を開けると、







皆の冷たい視線が。



奥を見ると、夢亜ちゃんが泣いていた。





貴「夢亜ちゃんどうしたの！？」



私がそう聞くと、



光「最低だな。まだ演技するのかよ。」



と、冷たい言葉が…。





私は、なんのことだか分からず、思わず、


貴「…え？なんのこと？」



と、聞き返す。





すると、


山「何とぼけてんだよ！お前、夢亜をいじめてんだろ！！」



と、大きな声が。





それも、なんのことだか

分からない私は、否定するために、



貴「私、夢亜ちゃんをいじめてなんかないよ！」



言い返すが…





雄「お前、これを見てまでも言えるのかよ…。」




私が見たのは、

夢亜ちゃんの腕にある痛々しい痣だった。





貴「それ、どうしたの…？」



光「は？まだとぼける気かよ！」



え？なんのことなの？



山「もうお前なんていらねぇよ！」


有「最低だな…。」


知「見損なったよ」





貴「え？何で？私、いじめてないのに…。」



光「夢亜から聞いたんだよ！お前が夢亜のことをいじめてくるって！！」






裕「本当に何なの！？何で？メンバーなのに？どうしてそんなことするの？」









夢「皆？もう、大丈夫だから。私が我慢すれば良いからさ、仲良くしてよ。」



雄「で、でも…。」




夢「お願い。」





雄「うん…分かった。」









私は、今までの事を聞いて、

私の何かが切れた。





貴「もう、何なのマジで！私、夢亜ちゃんをいじめてなんてないし、それに痣も私がつけたんじゃないよ！皆も、何なの！？10年も一緒にいたのに昨日初めて会った人の方を信じるの！？もう、JUMPなんて大っ嫌い！」





私の思っていたことを全て言い、

楽屋から出た。





何でこんなことになったの！？

私、夢亜ちゃんをいじめてなんてないし！





10年も一緒にいたのに…



そう思っていたら、涙がでてきた。









・









裏切られた…。









・









頭の中でその言葉だけがループしている。






そして、ぼんやりだったが、

私の前に誰かがいるのが見えた。

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