私、JUMP辞めます。【HSJ】

いじめ ページ21

涼介side





「10年も一緒にいたAを信じない皆のがおかしいと思うよ！！」



「今のJUMPは大っ嫌いだ！！」



「こんな人達といても何も良いことない」









俺達がAの悪口を話していると、





知念がそう言って来た。









俺は、今気付いた。









・









『俺が間違っていたのかもしれない。』









・









って…。





知念が言っていたように、



10年も一緒にいたAを信じないで、







この前、会ったばかりの人を信じる。



っておかしい。









しかも…





皆、気付いてないかも知れないけど、









圭人が


「Aが…頭から血を流して、階段の下で倒れてる。皆、来て。」





そう、いいに来たとき、







夢亜は…舌打ちをしたんだ。







そんなに…



Aが嫌いなの？







俺が、言えることじゃないけど…









・









・









Aはすごく良い人だ。







メンバーの体調が悪いと、



誰よりも早く気付いて心配してくれるし、





皆がもう帰っているのに、



残って、スタッフさんの手伝いをしたり、





メンバーが落ち込んでいたら、



優しく元気付けてくれる。









こんなに良い人なのに…？





何で…。





今は、



Aをいじめる、夢亜も嫌いだけど。







そんな人に協力していた、


信じていた自分も大嫌いだ。







俺は、その事をちゃんと謝りたいんだ。









だから…









・









・









・









涼「早く…起きろよ。謝れねぇだろ…。」

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