夜空128 ページ8
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−カラ松side−
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―それから俺は、Aと一緒に家へ向かって帰っていた。
俺はAのギターが入ったケースを持って、彼女と並んで歩いていた。
あ「ありがとう、カラ松君。」
カ「ふっ、どうってことない。」
あ「...あの、カラ松君。」
カ「ん?」
あ「...私が、昔東京に住んでてカラ松君たちと幼馴染だったって...本当?」
カ「...嗚呼。」
あ「そう、なんだ...やっぱり本当なんだ。」
カ「...思い出せないのか?」
俺がそう尋ねると、Aは少し悲しい顔をして下を向いて頷く。
あ「...思い出そうとしても、思い出せないの。どうしてかわからないけど...みんなのことを忘れちゃうなんて...私...」
カ「...A。今夜俺の家に飯食いに来い。」
あ「え?」
カ「母さんがAとおばさんにご馳走したいって。庭でバーベキューするってさ。」
あ「...いいの?」
カ「当たり前だろ?来いよ。」
俺はくすっと笑って言い、彼女の頭をぽんぽんと撫でた。
あ「...ありがとう、カラ松君。」
嗚呼...その笑顔が
また俺の心を奪っていくんだ。
俺は...やっぱりAが好きだ。
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紗也(プロフ) - 黒兎さん» コメントありがとうございます!頑張ります\(^o^)/ (2016年1月11日 21時) (レス) id: 28cc01cac9 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - いいお話ですね!完結できるように頑張ってください!応援してます! (2016年1月11日 17時) (レス) id: d8946c01dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也 | 作成日時:2016年1月9日 20時