夜空125 ページ5
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―彼女のことを診察してもらったら、健忘症だと診断された。
事故で記憶を失ってしまった。
でもそれ以前に精神的に何か問題があったのではないか、そう医師に伝えられた。
学校へ行き先生から話を聞くと...
『彼女はクラスのみんなからいじめを受けていた。』
そう聞かされた。
私はその時、自分で自分を責めた。
夫ばかり支えて、彼女は大丈夫だと安心しきっていて...
でも、彼女は大丈夫じゃなかったって。
だから、結果的に彼女は記憶を失うことになってしまった。
東京で暮らしていたことも、おそ松君たちとの楽しい思い出も
全て失ってしまった。
覚えていたのは、私と夫のことだけだった。
彼女が大人になって、専門学校を卒業して、東京へ行くといった時、
私はすぐに賛成をした。
無くしてしまった記憶を、どうか取り戻してもらいたかったから。
Aは彼らのことをやっぱり思い出せなかった。
でも、すごく嬉しかったの。
どんな形でも、おそ松君たちとまた彼女が仲良くなれていたから。
私はそれで十分、嬉しかったの...
北海道にいた時の彼女より、今の彼女は
眩しい位にキラキラしていたから。
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紗也(プロフ) - 黒兎さん» コメントありがとうございます！頑張ります＼(^o^)／ (2016年1月11日 21時) (
レス) id: 28cc01cac9 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - いいお話ですね！完結できるように頑張ってください！応援してます！ (2016年1月11日 17時) (レス) id: d8946c01dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2016年1月9日 20時
