夜空144 ページ24
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−カラ松side−
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―俺とAは先頭で並んで歩いていた。
あ「それでね...あれ?」
カ「...どうした?」
Aが後ろを振り返って立ち止まると、俺も立ち止まり彼女を見つめる。
あ「...おそ松さんたちがいないよ?」
カ「え?」
俺も後ろを振り返ってみると...おそ松も、チョロ松も一松も十四松もそしてトド松もいなかった。
あ「はぐれちゃったのかな...どうしよう...」
いや、あいつらがはぐれるなんてこと...
カ「...!」
もしかして、おそ松か?
あ「一旦戻ってみんな探す?」
カ「...いや、その必要はない。」
あ「え、でも...」
カ「そのうちまた会えるさ。会えるまで一緒に回らないか?」
あ「...うん、そうだね。」
俺がそう言うと、Aは笑顔で頷く。
カ「...はぐれるといけないから。」
あ「あ、うん...」
俺はAの手を取り、しっかり握る。
そして俺たちは祭りを回り始めた。
Aと二人きり...きっとおそ松が気を遣ったんだ。
あいつが気を遣うなんて...明日はきっと台風だな。
でも...ありがとう、おそ松。
二人だけの時間をくれて。
あ「ん?どうして笑っているの?」
カ「いや、なんでもない。」
俺とAは手を繋いだまま歩いて行った。
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紗也(プロフ) - 黒兎さん» コメントありがとうございます!頑張ります\(^o^)/ (2016年1月11日 21時) (レス) id: 28cc01cac9 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - いいお話ですね!完結できるように頑張ってください!応援してます! (2016年1月11日 17時) (レス) id: d8946c01dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也 | 作成日時:2016年1月9日 20時