＃44 文化祭 ページ46
ASide.
〇〇「テスト終わったー！！」
『うん、色んな意味でな？』
〇〇「うん笑
でもあとは文化祭やからテストなんて忘れてやるー！」
『あ、私言っておかなあかんことがあんねん』
〇〇も謙杜のことが好きって知ってる。
でもここで自分の気持ちを伝えないと後で絶対後悔するに決まってる。
だから、今言うべきだと思った。
『私、〇〇の言う通りやった。
みっちーは推しで、それとは別で謙杜に特別な感情があるって気づいた』
〇〇「いや、気付くの遅すぎやて！笑」
『すまん笑』
〇〇「そうときたら早よ告白して付き合い」
こくはく…
コクハク…
KOKUHAKU…
告白？！
『いや、謙杜の好きな人もよく分かってへんのに告白なんてできひんって！！』
だって向こうは幼馴染やねんで？
私のことなんか何とも思ってないだろうし、正直今の関係が壊れたらと思うと本当に怖い。
それだったらいっそ、何も言わずにこれまでのように仲の良い幼馴染として過ごした方がいい。そう思った。
それに…
『でも、〇〇の気持ちは？』
〇〇「よし、質問に後ろから順に答えていくことにしよう。
まず1つ目
私はもう好きじゃない。もちろん、推しとしては世界一愛してるけど
恋愛的な感情は無くなった。
二つ目
長尾くんの好きな人知らんの！？
ほんっっまにA鈍感すぎ！焦ったすぎるわ！！」
『え、そ、そうなん？！
知らんよ…そんなん！』
正直、〇〇が謙杜のことをもう好きじゃないと聞いた時、安心している自分がいて、気付かないうちに、私ほんまに好きになってたんやなぁ…ってものすごく実感する。
鈍感って何が鈍感なんかわからんけど、この様子やと〇〇は謙杜の好きな人を知っているみたいだった。
誰なんやろ…
〇〇「私が言ったら面白くないから言わんけど。
まぁ向こう見てみ？
早よせんととられんでー？」
そう言って彼女が指差したのは道長でいるところに、女子が集まっている様子。
前だったら私の推しがぁぁああってなってたけど、今はそこに謙杜がいることに複雑な気持ちになる。
告白なんてする勇気、私にはないのに…
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2525 - 更新ありがとうございます!お話大好きです!無理せず頑張って下さい、待ってます☺️ (2022年5月6日 23時) (
レス) @page40 id: 2eddb86968 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - ※ ×異常 ○以上 (2022年5月5日 21時) (レス) id: 4c9697112e (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - 2525さん» ありがとうございます！！他作品と同時並行なので少し時間がかかっててすいません💦なるべく1週間に一回異常は出せるように頑張るので、これからもよろしくお願いします！！ (2022年5月5日 21時) (レス) id: 4c9697112e (このIDを非表示/違反報告)
2525 - 更新待ってます❕ (2022年5月4日 16時) (レス) @page38 id: 2eddb86968 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - endores hinataさん» ええ嬉しいです！！ありがとうございます！少しでも早く元気になってほしいですね… (2022年4月9日 12時) (レス) id: 4c9697112e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とあ | 作成日時：2022年3月22日 22時
