カルマの時間�� ページ16
翌日、アタシ一人で登校した。
木製の扉を開けると、まず一番に目にしたのが教卓の上にピックで刺さされたタコの存在。
「は？」
何でここに生のタコが？ていうか誰がやったの？と恐怖よりも困惑の方が大きかった。
暫く放心していると教室の後ろ側から笑い声が。
「あはは！睡、放心しすぎ」
声の主は業だった。本人は余裕綽々とした態度で自分の席に着いていた。その態度と昨日の駅での会話を思い出し確信する。これをしたのは業だと。
どうりで昨日の夜、『明日一緒に学校行けない』って連絡を寄越したはずだわ…。
業が何を思いつこうが別にいいけど、食べ物だけは粗末にするのはやめなさいっての。
はぁ、と呆れの溜息を吐き自分の席に行こうとする。その途中で複雑な表情をした渚ちゃんに声をかけられた。
「睡蓮君…あれ……」
「十中八九業の仕業だと思うよ」
「睡蓮君は知らなかったの？」
「うん、昨日業から一緒に登校出来ないって連絡はあったけどそれ以外は何も。で、いざ登校すればあれを発見って訳。昨日みたいな不意打ち作戦をする気かな？」
「多分そうだよ思うけど…そう何度も上手くいくかな…」
含みのある言い方にどう言う事か聞こうとしたけどその前に予鈴のチャイムが鳴ってしまい、結局聞かずじまいのまま自分の席に着いた。
・
殺せんせーが教室に入ってきて早々神妙な面持ちをしたクラスメイトと教室内に流れる重たい空気に何かを感じ取ったのか、どうしたのかと声をかけている時に教卓に置いてあるそれを見てしまった。
途端に言葉が途切れ、無言になってしまう殺せんせー。
「あ、ごっめーん！殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ」
全然悪びれもしない態度と声色で言う業。
「捨てとくから持ってきてよ」
「…分かりました」
ピックが刺さった状態のタコを持ち上げ、業の席へと向かう先生。だけど、隣にいるアタシだから見える。業の背後にはナイフを隠し持っていた。
着々と獲物が近づいて来るのを今か今かと待ち構えてる感じがした。
あぁ、今日も業の玩具にされるのね、と思った時殺せんせーは予想外の行動に出た。
突然触手をドリルに変えたかと思えば一瞬姿を消した。直ぐに戻ってきたけど触手にはどこから持ってきたのかミサイルを持っていたわ。
あれで一体何をする気なの？
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
