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最後に絵心はここにいるメンバーが寝食を共にするチームメイトであり、ライバルである事を告げモニターから姿を消した。
自分は生き残れたのだという実感を得た彼等は安堵の息を吐く。
それは睡蓮も同じで漸く肩の力が抜けられる、と思った矢先背後から何かが来る気配を察知する。
するりと右に避けると先程まで殺り合っていた士道が思い切り睡蓮に抱き着こうとしていた。しかし避けられた事で空振りに終わった。
「ありゃ？」
当の本人はきょとんとした顔で睡蓮を見ていた。士道のストーカー並みのしつこさに睡蓮はうんざりとしていた。
「アタシに何か用？」
「釣れない事言うなよビューティーちゃん。ちょいと聞きたい事があるんだ〜」
だったらそんな事せずに普通に聞きにくればいいのに…と悪態をつきながらも「で、聞きたいことって何？」と一応聞いてくれた。
「な〜んで俺を殺さなかったの？ビューティーちゃんの殺気、俺の全細胞にビンビン伝わってきたってのに…てっきりあのまま俺に撃ち返すのかと思った。それされた時超萎えたし、後で殴ろうと思ってたんだぜ」
本人を目の前にして堂々の暴力宣言。これには睡蓮は引くも、ならば何故この男はこんなに満足気なの？と思った。
「それは悪い事をしたわね。けどアタシだって最初は本気でアンタを殺す気だったわ。だけどふと思ったの……アンタと一緒にサッカーしたらもっと面白い事が起きるんじゃないかって」
それに…という言葉が口から出かかっていたが、声に出さずに飲み込んだ。
今ここで言う必要はないだろうと判断したからだ。
睡蓮が士道ではなく他のターゲットにした理由、それは先程言った通りなのだがもう一つあった。
それは……
＿＿＿＿士道が
喧嘩っ早いところも……
人を煽るところも……
今思い返した事で共通点が見つかったのだが、士道と殺り合っている中、一瞬だけ彼に業の面影が重なった。
その瞬間こう思ってしまった……。
“彼を殺したくない”と＿＿＿＿
結果、睡蓮はあのような行動を取ってしまったという訳だ。まぁ、ここは己のエゴを曝け出せと言われているのでこれも自分のエゴ、よって無問題。と自分に言い聞かせた。
(まぁ、業の方が知性も理性もあるけどね)
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
