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そして、アタシ達はこの旅の最終地点であるフランスへと訪れた。
現在、とあるクラブチームの練習風景を観ている。けど、フードを被りながらだから視界が少し狭いのよね。
何でフードなんかを被ってるか、ですって？業に言われたのよ、「睡は美人だから変な奴に誘拐されないようにね」って。まぁ、業の意見にも一理あるから大人しく従ってるわ。
そんな業はアタシの左隣にいてアタシと同じように選手達のプレーを観ていた。
すると、アタシの右隣にいる殺せんせーが声をかけてきた。
「それで睡蓮君。答えは見つかりましたか？」
「えぇ、見つかったし、思い出したの」
「ほう、思い出したとは？」
アタシは顔を上げ、青く澄み渡る空を見つめながら言った。
「世界一のストライカー、ノエル・ノアはこう言った。“味方にアシストして1ー0で勝つより、俺がハットトリック決めて3ー4で負ける方が気持ちいい”と＿＿＿」
エリック・カントナは言った。「チームなんてどうでもいい。俺が目立てばいい」と。
ペレは言った。「世界一のFW、世界一のMF、世界一のDF、世界一のGKどれを訊かれても自分だと答える」と。
有名なストライカー達が残した言葉を淡々と述べると、業は揶揄うような口調で、けどどこか面白そうな顔で、
「うわぁ〜〜、とんでもない自己中発言だね」
そう言う業に顔を向け「でしょ」と苦笑しながら同意した。
「けどね、彼等にはそれを言うだけの実力があるっていう事。そして……それこそが日本サッカーに足りないもの。
………ゴールは自分が決めるという
これがアタシの答えよ。どうかしら殺せんせー？」
今度は殺せんせーの方へ向き、反応を待つ。その間の時間がやけに長く感じた。
やがて、殺せんせーはその丸っこい目を細め、ニヤリとした表情を浮かべて言った。
「正解です、睡蓮君」
それを聞いた途端、胸がすく思いがした。
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
