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箸で骨を取りながら身をほぐし、つまんで口の中に運ぶ。
身はふっくらとしていて塩加減も丁度いい。そして何より皮もパリパリとしてる。うん、美味しい。
他にもおばあちゃんが作ってくれたお味噌汁にひじきの煮物。ほうれん草のおひたしなども口に入れた。
ん〜〜、やっぱりおばあちゃんの作る料理美味しい〜〜。
堪能していると隣に座っているおばあちゃんから声を掛けられた。
「そう言えば睡ちゃん、昨日の手紙の件なんだけど……結局どうするんだい？」
「確か強化指定選手に選ばれたんだってな？凄いな睡！」
自分の事のように喜んでくれるおじいちゃん。
「けど参加するかどうかはお前が決めなさい。儂とばあさんはお前がとっちを選んでも反対はしないから」
真剣にそう言いながらも優しい眼差しを向けてくれていた。おばあちゃんもうんうんと首を縦に振っていた。
おじいちゃんとおばあちゃんは両親とは違って昔からアタシの意見を真剣に聞いてくれた。アタシの味方でいてくれた。
アタシという……存在をちゃんと見てくれていた。
そんな二人が大好き。
だから今回も自分で出した答えを二人に伝えた。
「アタシ行ってみようと思うの。自分の実力がどこまで行けるか試してみたいし、今よりも強くなりたいの」
自分の答えをハッキリと言うと二人は微笑みながら、
「そうか、睡がそう決めたのなら儂達は何も言わんよ。頑張れよ睡」
「頑張ってね睡ちゃん。けど、無茶はしない事。いいわね？」
応援の言葉を投げかけてくれた。それが嬉しくてつい二人に釣られて笑ってしまった。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
朝食を食べ終えた後エプロンを外し、食器をシンクの中に入れた。その後自室に戻りバレッタを外してゴムで髪をお団子にして毛先を出した。
そして、学ランを羽織り学校のカバンを肩にかけ部屋を出た。
リビングに入るとおじいちゃんはまだ座ってお茶を飲み、おばあちゃんは食器を洗っていた。
テーブルの上にはランチバックが置いてあった。それを手に取り二人に行ってきますの挨拶をした。
「おじいちゃん、おばあちゃん行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
「睡ちゃんの好きな玉子焼き入れておいたからね」
「やった！おばあちゃんありがとう！」
玉子焼きは甘いのもしょっぱいのも好きだけど一番はおばあちゃんの作る玉子焼きなのよね〜。
これで今日も一日頑張れるわ！
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
