叶わない恋

ー叶わない恋ー ページ1

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私は、松島A。双子の弟がいて高校2年生。




こんな私の恋のお話。




〜




風「おはよ。」




貴「おはよう。」




幼馴染の風磨は、幼稚園の頃からずっと一緒だった。


何より私の初恋の人。


…でも、私が告白する前に彼女が出来た。




結「風磨、」




風「あ、結衣。おはよ。」




結衣ちゃん。風磨の彼女。


スタイルも良くて美人で理想の女の子。


…こんな子に勝てる訳ないよね。


2人はすぐどこかへ行ってしまった。




健「なに、暗い顔してんの？菊池のこと？」




貴「っ…！健人先生…！」




私のクラスの担任。健人先生。


私の風磨への気持ちを唯一知っている人。




健「図星か。」




貴「…ダメですか。」




健「わかるよ。…俺も好きな人に好きな人がいる。」




貴「…そうなんですね。」




健「暗い顔すんなって〜！」




ムギュと私のほっぺを軽く摘む先生。




貴「もー笑」




なんだかんだ言って、健人先生は私を元気づけてくれる。




健「ほら、」




貴「え？」




健「Aは笑ってる方が可愛いよ。」




貴「っ…！」




私の頰に手をおいて、真っ直ぐな目で見つめられる。




健「だから、笑って？」




貴「…はい。」




ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ




健「あっ、やべっ。」




貴「えっ、あっ…！」




チャイムが鳴ってしまい私と健人先生は急いで教室に戻った。

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