2人の未来へ 2【TH】 (ページ44)

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＊JK ページ44

ヒョンが自分の気持ちを認めた。
僕の中での決めたタイムリミットが来たんだ。

「ヒョン、気付いてましたよ。ずっと。2人が初めて出会った日に、あのヌナのマフラーを僕が手に取ったときからね。ヒョン、僕はヒョンの1番の味方ですよ。」

「ハハっ、ありがとな。」

部屋に戻ったヒョン。

僕はうまく笑えていただろうか。
ヒョンに言った言葉に嘘はない。

ポケットに入れた
君へのプレゼント。

それを手に持って見つめる。
渡したかったこのプレゼントに
言えない気持ちをすこしだけぶつけた。

"ヌナ、好きです"

そう、小さく呟いて、
僕の部屋のクローゼットにしまった。
僕の気持ちと一緒に。

もう渡せる時は来ないだろう。

でも、あなたを想っていた気持ちはなくせないから。
大切にするんだ。

これは、僕が決めた僕の恋の終わり。

ヒョン、僕はヒョンのことを
本当の兄のように大好きだ。

ヒョンを悲しみから救ってくれた彼女と
幸せになってくれたら

僕は本当に嬉しい。

それに、ヒョンなら彼女を幸せにできるって
思えるから。