2人の未来へ 2【TH】 (ページ31)

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＊TH ページ31

プチ旅行みたいな気分で、
みんなで温泉に入って、
ゲームも、お土産も買おうということになった。

Aさんとは
お風呂からあがるくらいの時間で
待ち合わせをすることにして、
一旦別行動をすることになった。

彼女と運転手のユウタさんは
僕らとは少し離れたところの部屋に泊まるらしく、

彼女はユウタさんと一緒に
部屋へと向かっていった。

別棟なので、
大浴場とまではいかないけど
十分広いスペースのメインのお風呂に
さらには、露天風呂も。

今日までの疲れが一気に吹き飛ぶような
そんな感覚だった。

メンバーも多忙な日常から開放されたようで、
笑顔が見える。

そんなときジョングクが、
「明日は韓国に帰るんですね、、、。なんな帰りたくないかも。」

なんてボソっと呟いた。

みんなも、

「ホントだなー。今回、かなり忙しかったけど、それが負担にはならなかったよなぁ。」

「ヌナのスケジュール管理とかがいいからなのかな～。」

「Aちゃん、意外におもしろいところあるし、一緒に仕事してて楽しかったな。」

「次会えるのいつなのかな。」

「韓国の夏の歌謡祭かもしれないですね。」

「1ヶ月後くらいか。仕事一緒になるかはわからないしな、、、」

僕だけじゃなく
みんなこの1週間で
Aさんとの距離が縮まったのか
離れるのが寂しいようだった。

やっぱり、彼女はすごい。

みんなをこんなふうに惹きつける。

僕らの周りには沢山のスタッフがいるし、
信頼する人も沢山いる。

でもそれは、
近くにいて沢山の時間を共有しているからで

Aさん、ズルいよ。

これ以上、
僕の胸をザワザワさせないで。