2人の未来へ 2【TH】 (ページ14)

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彼らと一緒に仕事をして４日目。

仕事をすればするほど
彼らの人気が凄い理由がわかる。

アイドルらしい雰囲気と

彼らの仲の良さ

仕事への真摯な態度

一緒に仕事をしていて
楽しい、気持ちがいい、
そんな風に思える。

今日は、朝からスタジオで雑誌の撮影をしている。
お昼は、編集社が用意してくれたケータリング。
15時を過ぎたところで、
予定どおり17時には仕事が
終えられそうなことが確認できた。

今日の夜ご飯、彼らのリクエストに応えたい。
夜、時間ができるのはきっと今日が最後だから。

コンコンっ

「失礼します。皆さん、お疲れ様です。今日は予定通り17時に終わりそうなのだ、夜ご飯は外で食べませんか？ご要望があれば教えてください。」

「「「肉！！」」」

「フフっ。はい、わかりました。明日もお仕事が朝から入ってるので、野菜も沢山とれるようにスキヤキとしゃぶしゃぶのお店でいいですか？」

「「「うん！！」」」

お店に着き、まずは飲み物を注文する。
明日も仕事ということで、皆さんは
ソフトドリンクを注文。

皆さんは、ウーロン茶だったのに
テヒョンさんだけはコーラだった。
お店の人に伝えて飲み物がくるのを待つ。

席は、私は入り口に一番近いところに座り、
その真向かいには運転手のユウタさん。

普段は一緒に食べないけど、
今日はメンバーのご好意で一緒に
いただくことになった。

私の隣はヨンスマネージャー、
ヨンスさんの真向かいは、
ユウタさんとすごく気があったというホソクさん。

ホソクさんはとても日本語が上手で
韓国語が話せないユウタさんとも
コミュニケーションが取れている。

しばらくすると飲み物が届いたので、
私が店員さんから受け取り、
皆さんにどんどん配っていった。

飲み物が揃ったところで
リーダーのナムジュンさんが乾杯の挨拶を。

「日本でこんなに楽しく、リラックスして仕事が出来たのは初めてです。Aさん、ユウタさん、ありがとう。今日が折り返しの日です。また明日からよろしくお願いします。カンパーイ！」

彼らの言葉には
いつも人の心を救うような
優しさがある。

こんな風に声をかけていただけることが
仕事の励みになる。

　

時間も進み、食べ物も飲み物も
どんどん減っていった。

テヒョンさんのコーラの瓶が
ほとんど無くなっていることに気づき、
お店の人に注文し、テヒョンさんのところへ持っていくことに。