言えない、伝えたい TH (ページ1)

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you side

ピロン

スマホの通知音に気付き、画面を開けば
彼からのメッセージ。

"ごめん、今日は先輩との予定が入ったからいけなくなった。また今度ご飯食べよう。"

"うん、また今度ね。"

いつものように、この言葉を送る。

目の前のテーブルには
彼と2人で食べるつもりで作った料理。

はぁ…また今回も作りすぎちゃった。

作り過ぎてしまった分は、明日の朝ご飯と、お弁当用にすればいい。

久しぶりに会えると思ったけど、
彼は忙しい人で、先輩や仕事関係者との付き合いは大切だから仕方のないこと。

こんなキャンセルはよくあることだから大丈夫、そう言い聞かせるの。

いつからだろう、彼との約束が簡単になかったことになるようになったのは…

彼と会えない訳じゃない。
フラッと現れて、その時は沢山愛してくれるの。

でもね、それでも満たされない想いが募るようになっていった。

付き合って４年、私達の関係はどこか変わってきた気がするの。

私を優先して欲しいなんて思っていない。
彼の夢や立場は十分に理解しているつもり。

でも、私のこと好きでいてくれているのか
自信がないの。

あなたにとって、私はどんな存在なのかな。

ねぇ、テヒョン

私、あなたの隣にいる自信がないの。