【牛.沢】生徒会室のヴァンパイア そのに

56滴目 ページ7

その日はぐっすり眠り、起きたら兄ちゃんの事は完全に忘れてた

いや、ちょっとしたら思い出したよ？

そこまでバカじゃない

昨日夜にガールズトークに巻き込まれて疲れて忘れてたとかじゃない

そんなことはどうでもいいが、今日は２日目

お寺とか見に行く予定だったっけ

「おはようAちゃん、大丈夫？」

『うん、目ちょっと腫れてるっぽいけど』

「そっか、じゃあさお化粧してあげようか？」

はい？

「持ってる？」

『一応ね…』

なんか他の子たちに持って来いって脅された(違います)

一応基本的なものは持ってる

「後でやらせてよ、俺たまに妹のとかやってるから」

女子力高いですね

『じゃあ、頼んだわ』

その後、薄めだけどカッコいいメイクをしてもらった

私は結構私服もボーイッシュなため、好みのメイクだった

『すごい！！こういうメイクしてみたかったの！！』

「喜んでくれてよかった、Aちゃんこういう雰囲気だなって思って。腫れてるのも隠せたみたいだしね」

『うん、ありがとね』

片づけて荷物を持ってくる

「あれ？Aさんメイクしてるの？」

「あ、ホントだ」

『フジがやってくれたの』

「すごいねフジ！」

「いや、そんな」

「くねくねすんなお前は」

「キヨひどくない！？くねくねしてないよ！？」

「いや、してるじゃん」

『うん、してるしてる』

その後フジにキノコが生えてた

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