【牛.沢】生徒会室のヴァンパイア そのに

96滴目 ページ47

6人分の朝ご飯は直ぐに食べ終わった

ゲームをするって言って4人は行ってしまったから、兄ちゃんと食器を洗う

「お前、たくましくなってんのな」

『え、体格が？』

それだったら殴るぞ

「違うって、1人で何でもできるようになってたし、彼氏もできちゃってさ」

『そうかな…兄ちゃんの方こそカッコよくなってんじゃん』

「お世辞どーも」

『別にそうじゃないけど』

「わかってるって、ありがとな」

こうやって二人並んでるのが久しぶりで、物凄く幸せだ

後ろでゲームしてる奴らのうるさい声をBGMにしているのは流石に限界あるか…

「はい、これで最後」

『うん、ありがと』

最後の1枚を拭き終わり、4人の元へ向かう

『兄ちゃんも一緒にやろうよ、久しぶりにさ！』

「…うん！」

そっから何時間ゲームしてたかわかんないけど、物凄く楽しかったな

ていうか、レトさんは仕事しなくていいのか

「俺、そろそろ帰るわ。仕事残ってるしなぁ」

『やっぱあったんだ』

それなのに来たのかよ

「んじゃ、俺も」

それに合わせてお開きになった

「あ…えーと」

『？なんですか』

「俺の家泊りに来るか？今日」

いきなりだな

ちらっと兄ちゃんを見ると、行って来い。成功させて来い！って顔してる

なにを成功させんだよ

あれか？あれをしてこいと！？

兄ちゃんの笑顔が怖く見えた

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