【牛.沢】生徒会室のヴァンパイア そのに

90滴目 ページ41

『そっか、そういうのも決めてなかったね』

「うん、それでさ考えたんだけどね、満月の日は森行ってくる」

この街には少し大きな森がある

もちろん動物がたくさんいる

『森って、あっちの？』

「そう」

「そこで、殺傷欲求を解消するってことか」

『なるほどねぇ…』

まぁ、月1だしね

「でもそれってちゃんと処理しとかないとバレないか？罠掛けられるかもしれないぞ？」

『確かに、それと化けてるときって人間の感覚ないんだし』

「うーん…でも他にどうしたらいい？このまま家に居たらAのこと襲っちまう」

『まぁ、なんとかなるって！！』

こんなこと言ったって大丈夫な訳ない

どんな策があるわけでもない

「ま、お前が居ると訳わかんないぐらいの奇跡起きたりするしな」

「…ちょっと信じてみようかな」

『そーそ、妹のこと信じといて！』

「で、結局どうすんの？」

『兄ちゃんは満月の時家に居てよ、私がなんとかするから』

「でも…」

「信じるんだろ？俺も居るし多分大丈夫だろ」

「牛沢君…」

『心配しないでいてよ！』

絶対兄ちゃんの事助けるから

だったやっと帰った来たんだ

また居なくなるなんて許さねぇからな

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