86滴目 ページ37
『おい、待てよクソ兄貴!!』
「お前口わっる」
『別に兄ちゃんなんで良いんですよ』
そうそう
今までほったらかしにされたんだ
『あ、先輩!この奥行き止まりです!』
「おう」
角を曲がって自転車から降りる
兄ちゃんは今にも壁を越えようとしていた
『ねぇ、なんで逃げるの』
その時ピタッと動きが止まった
『もうこれ以上私のこと疲れさせないでよ!毎回走らせてさー』
「今回お前全然疲れてねぇだろ」
『それはノーカンで』
『ほんとに何なの?兄ちゃんのせいで変な人狼には捕まるし、先輩には泣き顔見せちゃったし最悪なんだけど?』
「俺に泣き顔見せたのも嫌なのか」
嫌に決まってんじゃん
弱み握られそうだし
「付き合ってんだから良いだろ?」
『嫌なもんは嫌なんですー』
「え…ちょっと、待って…付き合ってる…?」
「『え』」
あ、兄ちゃんが混乱してる
すると、こっちに近づいて来て私を抱きしめて一言
「嫁には出さないからな!!」
『何言ってんの』
今まで追いかけてたのがバカみたいじゃん
「あのー、そいつ俺の彼女なんでそこ俺のポジションなんですけど」
「そんなん知るか!!Aに彼氏なんて!!」
『いや、本当だって。てか苦しいからそろそろ離して』
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ちゃんかな(プロフ) - 支配人Bさん» 知ってた (2016年4月21日 15時) (レス) id: 92b328d118 (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ちゃんかなさん» シリアスなんてこの小説にはいらないのです← (2016年4月21日 12時) (レス) id: a839feb8f0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんかな(プロフ) - やっぱり…シリアスはないんですね。つわくん…シリアスくれよ…( ^ω^ ) (2016年4月21日 7時) (レス) id: 92b328d118 (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - 狐(こん)さん» 完結は…すると思いますよ!多分← (2016年4月4日 14時) (レス) id: a839feb8f0 (このIDを非表示/違反報告)
狐(こん)(プロフ) - 支配人Bさん» 前のコメントの返信、吹きました笑完結に向かっているかわかりませんが、更新頑張ってください( *`ω´) (2016年4月4日 14時) (レス) id: f4965b3329 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:支配人B | 作成日時:2016年3月13日 1時