【牛.沢】生徒会室のヴァンパイア そのに

79滴目 ページ30

今回のテストは案外簡単だったな

キヨは…

あ、なんか撃沈してる

じゃあフジは…

フジもか

結構出来そうだったんだけどな？

『テストダメそうなの？』

「いや…簡単すぎて逆に心配で」

『なるほど…』

そりゃ心配にもなるわ

今まで理解不能だった問題が解けるだもんな

『てか、そんな簡単だった？』

「結構な、勉強したおかげか」

「だね」

『まぁ、そうなんじゃない？』

今回は赤点にはならずに済みそうかな

「よっ、テストどうだった？」

「あ、うっしー！」

『なんとか大丈夫みたいですよ』

「そうか、赤点取ったらどうしようかと思ってたからな。もし赤点だったら俺の仕事が増えるだけだからな」

『先輩、赤点じゃないとは限りませんよ』

そんなこと言わないであげてよ

そんなゲス顔で言ってもただのプレッシャーだって

万が一赤点取った時気まずくなるじゃん

「ま、あんだけやったんだし大丈夫だろ」

「そうだそうだ！多分(・・)大丈夫だ！」

多分、ねぇ…？

「ま、解答用紙戻ってきたら見せろよ？赤点じゃないと思うから」

「「え」」

先輩

また2人の顔が固まったんですけど

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