【牛.沢】生徒会室のヴァンパイア そのに

77滴目 ページ28

そんで次の日

今日は日曜日で学校はないけど、家の中は学校と変わらないくらい騒がしい

というのも、ほとんどが分からないっていう声とか、唸り声だけ

そう、どんなに教えても一向に良くならない

ていうか理解しない

『本当になんなの！？どこまでバカなのさ！！』

「えぇ！？そんなこと言われたって！！」

「分かんねぇもんは分かんねぇんだよ！！」

『はぁ！？それは理解しようとしないからでしょ！？』

「お前ら落ち着けよ…」

「じゃあ、先輩はこのバカ達のことどうにかできるんですか？」

「まぁ、無理だったらそれで損するのはこいつらだろ？それと、最初よりは理解してるじゃん」

してるのか

これでしてるといえるのか

『はぁ…』

こりゃもう救いようがないっての

「ま、頑張ってみろよ？ちょっとずつだけどできるようになってきてんだからな？」

「うっしー…」

「お前いつもゲスいのに本当は優しいんだな！！」

「一言余計」

それにカチンと来たのか、急に先輩の教え方がスパルタになったのはきっと気のせいだ

私はまだフジだからいっか

『んじゃ、再開しますか』

「うん、でもここまだわかんないんだけど？」

『先輩、私もうやめていいですかね』

「お前この家のもんだろ、だったら最後までやれ」

『いや、それ先輩が勝手に言ったんですけど』

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