【牛.沢】生徒会室のヴァンパイア そのに

68滴目 ページ19

『せん…ぱぃ…ぁ…』

息をしようとすれば舌が入り込んでくる

どんどん深くなっていくキスに流石に耐えられなくなり、先輩の胸元を叩く

「っは…」

『はぁ……急に…どうしたんですか…』

「わりぃ…止まんなくなっちまった…」

ちょっと気まずい

「外の空気吸ってくる」

『…はい』

先輩のいなくなった部屋はやけに静かで

なんだか物足りなくて

今までキスとかなにも意識してなかった

フジにキスされても、そんなに気にしなかった

だけど、先輩とのキスはなぜか意識してて

先輩に触れられたところが熱くって

『なんだ…私ガチ惚れしてんじゃん』

そんな風にされたら期待するに決まってんじゃん

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Usizawa side...

あぁ、やっちまった

最低だ俺

本当は血吸うだけで終わりにしようとしてた

だけど、いつの間にかキスしてた

こんなの言い訳にもならない

だけど、焦ってたんだろうな

俺のいないとこでAが危険な状態になってて

フジたちが助けて

それで俺の目の前からいなくなっちまうって

バカだよな

ちゃんとそこに居るのに

ちゃんと…俺の事見ててくれてたのにな

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