心残り ページ35
ヒョンジンがこんな風にAへ縋るのは初めてだった。
何かを言いかけてやめたヒョンジンにもう一度問いかける勇気は出なくて、Aはそっと彼の背を撫でてやった。Aの髪を彼の手がくしゃりと掴む。
「ヒョンジン」
「なぁに」
「ありがとう」
「…うん」
Aが体を離してヒョンジンを見上げると、彼は眉を垂らし、不安そうにこちらを見つめている。Aは安心させるように彼の顔を両手で包んだ。
「私もあなたを守るわ。ずっとそばにいる。ね？」
「…うん、」
親指で彼の頬を撫でると、ヒョンジンはその手に擦り寄って少しだけ口角を上げたが、それでもやっぱり不安そうな顔をしていた。
次の日の昼過ぎ、ヒョンジンは家へ帰って行った。タイラーが車でロンドンまで送ってくれた時も彼は初めて見る車に目を輝かせていたし、別れる時もいつも通りの柔らかな笑顔を浮かべて手を振ってくれたが、やはり昨日のヒョンジンの様子が心残りだった。
自分はどうしたら良いのだろう。彼に何をしてあげられるだろうか。見送ったままその場で立ち尽くしたAの首筋を、夏の日差しがジリジリと照りつけていた。
夏休みの終わりが近づくと、Aのもとへ教科書リストが届いた。
封筒を開けて便箋を取り出すと、まだ封筒の中に何か入っていることに気がついた。紙ではない何か小さなものが入っている。
Aが封筒を逆さにするとそれは手のひらに転がり落ちた。青とブロンズ、そしてレイブンクローを象徴する鷲に、Pという文字が刻まれているバッジだ。
Aが慌ててもう一度内容物を確認すると、教科書リストの他にもう一枚便箋が入っていることに気がついた。
副校長ミネルバ・マクゴナガル
なんと、Aが手にしていたのは監督生バッジだった。
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BB(プロフ) - マニ。さん» こんばんは。コメントありがとうございます🙇🏻♀️恐れ入りますが、当方ボードなどは利用しておりません。マシュマロを開放しておりますので、何かあればそちらにお願いします🙇🏻♀️ (2月22日 21時) (
レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - BBさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！ハリポタとか大好きなのでスキズも大好きです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月22日 20時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
BB(プロフ) - えんさん» ありがとうございます🙇🏻♀️ (1月29日 5時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
えん(プロフ) - わあもうほんとに好きです、、😵💫😵💫😵💫スキズも好きだしハリポタも好きだしほんと私得すぎます💘💘 (1月25日 21時) (レス) @page11 id: 284b114cd7 (このIDを非表示/違反報告)
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