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螺旋階段で順番待ちをしながらスンミンと対策を練っていると、先に試験を終えたらしいヒョンジンが銀の梯子を使って教室から降りてきた。彼と顔を合わせたのは試験が始まって以来初めてだった。

ヒョンジンは私を見つけると立ち止まって、これからなの?頑張ってねと声をかける。



「ねぇ、水晶玉に何か見えた?」

「うーん、靄だけ」

「はぁ、そうよね」

「どうにかなるよ」



それじゃあ、とヒョンジンは手を振って、隣にいたスンミンにも笑いかけると長い螺旋階段を降って行った。



「ふーん、もっと怖い人だと思った」

「私も最初はそう思ってたよ。噂が広まって誤解されてるだけで、本当は良い人なのに」

「へぇ、随分入れ込むね」

「友達のこと気にかけちゃいけない?」

「別になんでも良いけど」



そう言っている間に気がつけばAの番になっていた。ベストを尽くそうとスンミンと頷き合って銀の梯子を上る。教室に入ると、あの独特なお香の香りが鼻を刺激した。



「あぁ、来ましたね。さぁ、ここにお掛けになって?」



霧の彼方のような声で話すトレローニー先生が水晶玉の置かれたテーブルと椅子を指差した。

相変わらず水晶玉の中には白い靄しか見えなかったが、トレローニー先生は暗い未来や悲劇が好きだったので、自分がしゃがみ込み涙を流して苦しんでいるというありったけの嘘を話した。



「まぁ!どうして泣いてるのか見えますこと?」

「そこまでは見えませんが、心臓が軋むような悲痛な叫びを感じます」

「きっと、あなたの近い将来を見たのでしょう…はぁ、素晴らしいわ。ベストを尽くしましたわね」

「…どうも」



先生は羊皮紙に私が話したことを走り書きすると、満足そうに笑った。全くいい加減な試験だと思った。

試験を終えて梯子を降りようとするとトレローニー先生がお待ちになって、とAを呼び止める。



「今、あなたが見たもの、私にも少し見えましたわ」

「…はい?」

「原因となるのはあなたにとても近しい人ですわ…あなたの未来を暗い闇へ落とすことになりますの。関わらない方がよろしいわ、どうか用心なさって…」

「それは、私の友人や家族ということですか?」

「えぇ、そうでしょうね…」



霧の彼方のような声でそう言うと、先生はお気の毒にとでも言いたげに悲痛そうな表情をして胸を押さえた。

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ジャコ(プロフ) - 支配人Bさん» わざわざありがとうございます🙇‍♀️お手数をお掛けしてしまい申し訳ございません!💦マシュマロの方送らせて頂きましたが、文字数制限ぎりぎりまで書いてしまったのでお手隙の際にお読み頂ければ幸いです🙇‍♀️ (8月28日 23時) (レス) id: 250cf595b1 (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ジャコさん» 追記です!トップページの注意書きの下にマシュマロのリンクを用意しましたので、取り急ぎこちらから感想をお願いします! (8月27日 22時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ジャコさん» ありがとうございます!今Twitterのアカウント作成をしているのですが、何故か凍結されておりまして、数日したら開設できると思います!その際はこちらからお知らせします。もうしばしお待ちください🙇‍♀️ほんとにありがとうございます😭 (8月27日 22時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - NTさん» ありがとうございます😭今日ハリポタツアー行ってきたので解像度爆上がりしてます!これからもよろしくお願いします! (8月27日 22時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
ジャコ(プロフ) - 質問失礼致します🙇‍♀️ご迷惑でなければ長文での感想を送らせて頂きたいのですが、マシュマロやお題箱、Twitter(現X)、占ツクCOMMUのメッセージ等、作者様にとって最適なサイト等ございますか?💦もし迷惑でしたら大丈夫です! (8月27日 19時) (レス) @page29 id: 250cf595b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:BB | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年8月15日 2時

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