イタチ ページ15
変身術の授業を受けていると、小さな何かが座っているAのローブをよじ登ってくる気配を感じた。
何かとそちらを見るとそれはイタチの形に折られたノートの切れ端だった。
イタチはローブをグイグイと引っ張りながらAの膝の上まで登ると、人懐っこく左手に擦り寄り、自身の切れ端部分を指に押し付けて、早く僕を広げて！と主張してきた。
後で開こうかと思ったのだが、あまりにもイタチが擦り寄ってくるので仕方なく開くことにした。
マクゴナガル先生がこちらを見ていないかと周囲を確認しながら、未だ手に擦り寄っているイタチを両手で優しく広げる。
すると先ほどまでの人懐っこさが嘘のように静まり、ただの切れ端になった。
中にはスンミンやアイエンのような細々とした字でも、バンチャンやハンのような柔らかく丸みを帯びた字でもない、少し勢いのついた字でこう書かれていた。
まさかと静かに周囲を見回すと、左斜め後ろの席に座るヒョンジンと目が合った。左手で頬杖をつき、目が合うと口角を少し上げた。
今しがた、その右手でゆらゆらと弄んでいる羽ペンでこのメモを書いたのだろう。その証拠にそのペン先にはこの字と同じ黒に近い緑色のインクが付着している。
マクゴナガル先生の授業でこんなことをするなんて、彼は命知らずだ。思わず頭を抱えてため息を吐きそうになった。
「…A、呼ばれてる」
「え、」
突然、隣に座るスンミンに肘で小突かれて前を向くとマクゴナガル先生がこちらをじっと見ていた。
「授業に集中していませんね？」
「あ、その、すみません。ノートを取っていたらそっちに集中してしまって」
「…はぁ、良いでしょう。あなたは普段から勤勉で質問にもよく答えてくれますから。今回は減点しません。この後の授業はしっかり集中なさい」
「…はい」
顔から火が出るかと思った。隣ではスンミンが笑いを堪えているし、左後ろでもくふふ、という声が聞こえたのをAは聞き逃さなかった。
おかげでその後の授業は全く頭に入らなかった。
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ジャコ(プロフ) - 支配人Bさん» わざわざありがとうございます🙇♀️お手数をお掛けしてしまい申し訳ございません！💦マシュマロの方送らせて頂きましたが、文字数制限ぎりぎりまで書いてしまったのでお手隙の際にお読み頂ければ幸いです🙇♀️ (8月28日 23時) (
レス) id: 250cf595b1 (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ジャコさん» 追記です！トップページの注意書きの下にマシュマロのリンクを用意しましたので、取り急ぎこちらから感想をお願いします！ (8月27日 22時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ジャコさん» ありがとうございます！今Twitterのアカウント作成をしているのですが、何故か凍結されておりまして、数日したら開設できると思います！その際はこちらからお知らせします。もうしばしお待ちください🙇♀️ほんとにありがとうございます😭 (8月27日 22時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - NTさん» ありがとうございます😭今日ハリポタツアー行ってきたので解像度爆上がりしてます！これからもよろしくお願いします！ (8月27日 22時) (レス) id: cf4a94678c (このIDを非表示/違反報告)
ジャコ(プロフ) - 質問失礼致します🙇♀️ご迷惑でなければ長文での感想を送らせて頂きたいのですが、マシュマロやお題箱、Twitter(現X)、占ツクCOMMUのメッセージ等、作者様にとって最適なサイト等ございますか？💦もし迷惑でしたら大丈夫です！ (8月27日 19時) (レス) @page29 id: 250cf595b1 (このIDを非表示/違反報告)
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