40__捻くれ者 ページ40
you_side
ぺ神は余り物をたらふく食べ、それをつまみに持参していた酒を飲んで帰っていった。
グルッペンの「今日はイレギュラーがあったが、いつもと変わらず同じように」という言葉で私達は始業の準備に移る。
今日は団体での予約が入っていたため、私は大部屋の準備をしていた。
丁度座椅子を並べていた時、後ろから名前を呼ばれそちらに顔を向ける。
『なに？シャオロン』
sha「いや、大丈夫かなって思って」
『何のこと』
sha「最近、ひとりで何か溜め込んでるやろ。浮かない顔してんで？」
彼の琥珀色の瞳が私を射抜く。なんでこうも彼にはバレてしまうのだろう。誰にも気がつかれていないと思ってたんだけどな。
『…やだなぁ、何も溜め込んでないって！仕事で疲れてたからそう見えたんじゃない？』
sha「A」
『ほら、この前も大人数で来たお客さんいたしその時の疲れが残ってたんじゃないかな？それに、』
sha「A！」
『…っ』
シャオロンは私の肩を掴んで、俯きかけた顔を覗こうと腰をかがめる。
sha「なぁ、俺用心棒やん。お前らのことちゃんとわかっとらんと守るもんも守れんわ」
「な？A」と私と目線を合わせる彼は見たこともないほど優しく微笑んでいた。
それはまるで、
『…あのね、私』
彼に全て話した。オスマンに警告されたショッピの妖力のこと。グルッペンとトントンのこと。そして、どうしたら良いのかわからなくなっている自分のこと。
その間彼は私の背をさすり、私の手を握っていてくれた。
『今日ショッピが襲われたってのを聞いて、あの子が大怪我をしてるのを見て、肝が冷えたなんて言葉じゃ言い表せないほど身が縮む思いをした』
sha「…A」
『そりゃあ、あんなに怪我したショッピはもう見たくないよ。でも…私の手が届かない場所で命を落としてしまうかもしれない。そんな賭けみたいなことができるほど私はできた人間じゃない』
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支配人B(プロフ) - ゆきなさん» 返信が遅くなって申し訳ありません。狛犬ではなかったですが、狛犬knさんも凄くいいですね！！ (2020年4月19日 15時) (
レス) id: 99b6c0e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - knさん…狛犬かな？ (2020年3月19日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！鵺良いですよね…かっこいいですよね…鵺。更新楽しみにしててください！ (2020年3月19日 3時) (レス) id: 99b6c0e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 妖怪最高…推しが尊い…鵺って…最高かよ！！！！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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