32＿＿＿ ページ32
『…それで？本当は何を話したかったわけ。ただのお茶会なら今日じゃなくても良かったでしょ？』
os「…警告、したくてな」
『警告？』
os「君の弟くんの話。Aちゃん、この生活いつまで続けていくつもりなん？」
お茶で暖まっていた体が一気に冷えた感覚がした。
『いつまでって、それは』
os「ええか、弟くんは俺らよりもずっと寿命が短い。あの料亭にいて、自分1人だけが老いていく。本人もAちゃんだってそれは嫌やろ」
『…私たちがそれ相応の年齢に化けていけば良いじゃない。どんな妖でも自分の年齢くらいなら化かせるでしょう？』
オスマンはため息をつくと正座をしている私に目線を合わせ、私の肩に両手を置く。
os「そんな問題ちゃうやろ。なぁ、弟くんの妖力を取り除いた方がええんちゃうか？」
『何言って…』
os「今まで通りに戻すだけや。妖力は記憶に直結しとるからその部分を取り除けば、今までなーんにも無かったことにできる」
os「人間が取り憑いた霊を御祓いするみたいに、新しく増えた妖力を取り除くことができるのはAちゃんも知っとるやろ？」
知っている。知ってるよそんなの。でもその方法は妖力がゼロになる可能性だってあるじゃないか。
そうなってしまえば、ショッピは空っぽの人間だ。感情も言葉も失って、空っぽになった体は時間をかけて腐っていく。
os「妖力が元に戻れば、妖に襲われる心配もない」
『でも、その方法じゃ妖力が全部なくなる可能性だってあるでしょ！』
os「その方法しかないのわかっとるやろ。いつまであいつらに用心棒させるつもりや」
あいつらというのはもちろんシャオロンとゾムのことで、確かに今の状況は彼らの自由を少なからずとも奪ってしまっている。
『でも、オスマンだってそれには賛成したじゃない！』
os「それは妖力を元に戻すのに時間と準備がいるからや。準備ができるまであいつらに守って貰うつもりで賛成した」
オスマンは俯く私の顔を手で上を向かせ、自分ともう一度目線を合わせようとした。
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支配人B(プロフ) - ゆきなさん» 返信が遅くなって申し訳ありません。狛犬ではなかったですが、狛犬knさんも凄くいいですね！！ (2020年4月19日 15時) (
レス) id: 99b6c0e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - knさん…狛犬かな？ (2020年3月19日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！鵺良いですよね…かっこいいですよね…鵺。更新楽しみにしててください！ (2020年3月19日 3時) (レス) id: 99b6c0e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 妖怪最高…推しが尊い…鵺って…最高かよ！！！！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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