【銀魂】ありきたりな設定の主人公ですが【沖田総悟】

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ぐしゃぐしゃになったパトカーに乗り込む
5人だとぎゅうぎゅう詰めだな

「あーあーこちら3番隊、応答願いますどーぞ」
「土方と椎名は見つかったか？」
「見つかりましたが超可愛くて強い味方がついていまして敵いませんでした。どーぞアル」

アルとかつけるから神楽ちゃんのせいでバレるかと思ったけど、なかなかうちの隊士はバカらしい

それと同時に、綺麗に暗殺計画を話してくれちゃった
これで説明する手間が省けてよかった

『わかった？こういうことだよ』
「ど、どうしよう！！…このままでは近藤さんが…暗殺される！」
「僕は知らない僕は知らない」

焦りを感じる私たちに比べて、土方はそっぽを向いて冷や汗をかいていた

「しっかりしてください！土方さん！」
『何のために私がここに来たと思ってるんですか！』
『信じたくないけど、このままじゃ本当にみんな…』

そんな私の言葉を無言で聞いていた旦那がいきなり無線を繋げろと神楽に指示し始めた

『旦那一体なにを』
「いいから黙っとけ」

「あーあー、もしもーし？聞こえますかー？こちら税金泥棒」
「伊藤派だかマヨネーズ派だかしらねーが、全ての税金泥棒どもに告ぐ」
「今すぐ持ち場を離れ、近藤の乗った列車を追え。もたもたしてたらてめーらの大将首とられちゃうよ」
「こいつは命令だ、背いた奴には士道不覚悟で切腹してもらいまーす」

イタズラかと怒り散らした声を上げる隊士達
そりゃそうか、こんな馬鹿げたこと

「てめぇ誰に口聞いてんだ、誰だと？真選組副長、土方十四郎だコノヤロー！！」
『旦那…』

やっぱり旦那はすごい人だ

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