【銀魂】ありきたりな設定の主人公ですが【沖田総悟】

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チラリと見たテレビ番組に土方さんに激似の男が出ているのを見て大きなため息が出る
あ、私伊東に呼ばれてるんだった

開けたくもない障子を開けて中に入る

『なによ』
「今度の遠征の話ですよ」
『それならさっき会議で話したでしょ？まだ何か？』
「あぁ、まだAさんに本当の目的を話していませんでしたからね」
『本当の目的？』

「えぇ、近藤勲を暗殺するという目的をね」

背筋が凍った気がした
土方さんだけじゃなく、近藤さんまで

『それであんたが局長になろうっての？』
「そんなとこですよ」
「このままでは真選組もこの国も腐ってしまう」
『腐ってんのはあんたの方じゃないの』

ここでぶった切ってやろうか
そう思ったら手がギリギリと音を立てる

「本当の事を知ってしまった貴方は消える運命ですが、貴方がいなくなるのは嫌なのでね」

ザッと数人の隊士が出てくる
あぁ、こいつらこっちについたのか

「抵抗はしないで下さい、貴方も力の無くなった土方を殺したくはないでしょう」
『ほんっと、あんたの事嫌いだわ』

なんでこんな時に限って土方さんは無能なのよ
あれじゃ斬りかかられても抵抗できないじゃない
仕方ない、大人しく機会を伺おう
きっと、この異変に山崎が気がつく

「大人しくしてもらってありがたいです」

きつく腕を縛る縄と口に噛ませられた布
おまけに牢獄に閉じ込められちゃって

ほんっとあいつ嫌い

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