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良い服、ありますか/Ky ページ4

『いらっしゃいませ』
「どうも」
『あ、久しぶりですね!この前の動画見ましたよ!』
「ありがとうございます」

『今日は何を探して?』
「良いアウターが無いかなと」
『アウターですか!そうですね、昨日新作が入ったんですけど…』

俺はこの人に恋をしている
フラッと入ったこの店
男女共に人気があるらしく、俺も入りやすかった
その時に対応してくれたのがこの人

センスが良くて
髪色も俺並みに奇抜
背が高くてモデルみたいだ

少しでも俺を知ってもらいたくて
ゲーム実況している事を話した
すぐにファンになってくれた

それからと言うものの服は此処で買うようになった
もちろんこの人に会うため

『こういうのキヨさん似合うと思います!』
『なんでも着こなせちゃいますね!』
『この前イベントでうちの服着てくださっててすごい嬉しかったです!』
『実はキヨさんと同じ美容院に通ってるんです!』

会う度に俺を知ってくれていて、ますます好きになる

「あの、Aさん」
『はい?どうかされましたか?』
「今度、また来てもいいですか」
『はい、もちろんです!またいらしてください』

違う、そうじゃない

「お店じゃなくて、Aさんに会いに」
『えっと、それは』
「個人的にです」

じわじわと顔が赤くなって固まってしまった
どうしたら良いか分からなくなって
オススメされた服を値段も見ずにレジに持って行った

_______________
バイト組のサイブレでさ
そっちじゃないおじさん居たよね
なんか思い出したわ

レトルト食品に想いを乗せて/Rtrt→←東京タワーが沈む夜/Fj



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作者名:支配人B | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年2月20日 20時

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