37の幸せ ページ37
男の家に普通に上り込むなんて危機感のない奴だ
男なんて皆そういう事考えてんのに
「あ、そうだ。あれからどうした？」
『何が？』
「レトさんだよ」
『あー、スーツのままゲーセン行った』
「スーツで！？なんか面白いな」
『私もずっと変だと思ってた』
スーツって事はインターシップだか何だかの帰りかな
あ、A死んだ
ボス戦俺1人かよ
「あん時にさレトさんにも聞いたんだけどね」
『うん』
「高校の時ってどんな感じだったの？」
「レトさんに濁されちゃってさ」
俺がそう言うと少し考えてから口を開く
『今のまんま、関西弁だったけど』
「違う違う、レトさんじゃなくて」
「Aとレトさんの関係」
そう言うと黙り込んでしまった
ちょうどボスを倒して、電源を落とす
「まぁ、話したくないこともあるしな」
「無理に話さなくて良いよ」
綾鷹を取りに冷蔵庫へと立つ
俺もずるいよな
こう言えば、Aは言うに決まってる
そこまでして聞いて何になる
そう思ってるけど、知りたい自分がいて
『親友だった』
「うん」
『告白、された』
「それで」
『断っ、たの』
「そうか」
薄々気がついてたよ
レトさんの反応で
まだレトさんは諦めちゃいない
今もまだ好きなんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
支配人B(プロフ) - くら寿司さん» そう言ってもらえて良かったです！ (2017年3月24日 11時) (
レス) id: a003c0392f (このIDを非表示/違反報告)
くら寿司 - 完結お疲れ様でした！すごく面白かったです(｀･ω･´)2人が幸せになれて良かった！！次回作も楽しみにしてます^^* (2017年3月24日 7時) (レス) id: f91aae92ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
