【キ.ヨ】ヤンキーですが？

33回目 ページ34

落ちていた紙を拾ってから毎日メモが机に入っていた

またかよ

メモは全部同じような内容

国語力無いのかよ

気にしないけど

そんな朝を迎えて、つまんない授業を、受けて、昼休みに屋上に行くのが日課になってた

「今日の弁当なに？」

『唐揚げ』

「よっしゃ」

朝から大変だった

でもキヨが美味しそうに食べてくれるならべつに良いかな

「あ、そういやまだあのいやがらせ続いてんの？」

口いっぱいに唐揚げを詰め込みながら聞かれる

『うん、今日もあったよ』

「いつまでやんのかねー」

『さぁ？』

「そいつもバカだよな、番長に脅しかけるなんてな」

『私がどんなやつか全然知らずにやってんでしょ』

なんて迷惑なことすんだ

てか、私の弁当の中に入ってた唐揚げも食べ始めてるし

『ちょっと、私のなんだけど』

「良いだろ別に！」

『はぁ…いいよ』

弁当はあっという間に食べ終わって、そこらへんに寝そべる

「今日も快晴だな」

『嫌なくらい真っ青』

「ホントだな」

まさか、自分の口からこんなことが出るとは思ってなかった

『今日、午後サボろうよ』

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