17回目 ページ18
安心したと同時に体から力が抜けてしまって、座り込む
流石にずっと雨に濡れてるわけにもいかないから遊具の中に入る
失敗した、携帯とか持ってくればよかった
ちょっと、立ち上がる元気がなくてそこから動けない
隣で猫がミャアと鳴く
『なによりお前が無事でよかったよ。何年ぶりかっていう大嵐だからね』
それに答えるようにまたミャアと鳴く
こっちを見つめる目はなんだか不安そうで心配そうな目だった
『安心しろって、大丈夫だから。あとで私の家に連れて行ってやるから…さ…』
意識がふと途切れて、倒れこむのが分かった
遠くで誰かが私の事を呼んでた気がした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Kiyo side...
突然Aが飛び出していった
あいつこの雨の中猫探しに行ったのかよ！？
「フジ！あいつ探してくる！なんかあったときのためにお前待ってろ！」
「うん、気を付けてね！」
返事もせずに外へ飛び出す
持ってきた傘も意味を成してないけど、無いよりはましだ
「A！どこだ！」
猫ってことは公園だよな
走っていくとちょうど赤い髪が倒れていくのが見えた
「A！？」
駆け寄ると傍にはあの猫がいて、Aの頬を舐めていた
首元を触ると熱くって直ぐに熱出してることがわかった
あんな雨の中走ったからだろうな
フジにいつもの公園に来るように連絡をしてAを背負った
「かっる」
こんな軽い体で暴れてたのかよ
フジは直ぐに着て猫を抱きかかえた
Aだったら家に連れてくはずだから
「熱出してるの？」
「おう、はやく帰んねぇとな」
背中でAの苦しそうな寝息だけで心臓がはち切れそうだ
なんとか楽にしてやりたい
その気持ちがあるのになかなか出来ないせいで少しイライラした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
九州の方々ご無事でしょうか？
私は関東で揺れも無かったのですが心配でなりません
この小説を見て少しでも元気を出して取り戻してください
そこまで元気にはならないかもしれないですが…
皆様のご無事を祈っております
残念ながら今私にできるのは更新を続けることと、祈ることだけですので…
このコメントを見て不快に思った方には申し訳ありません
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支配人B(プロフ) - 蛍兎さん» ありがとうございます！！ (2016年4月30日 4時) (
レス) id: 42c1ca4e07 (このIDを非表示/違反報告)
蛍兎(プロフ) - 面白いですね！更新頑張ってください！ (2016年4月29日 17時) (レス) id: 6eff53db9b (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - 莉由夢さん» それでこそ私の小説なんです！どんどん笑ってください！シリアス苦手でして… (2016年4月21日 12時) (レス) id: a839feb8f0 (このIDを非表示/違反報告)
莉由夢(プロフ) - すみません。コメントをしようとして、見たらこの作品がシリアルなのに気付きました。すみません、不覚にも笑ってしまいました。これからも頑張ってください、応援しております（笑） (2016年4月21日 8時) (レス) id: ba33a40086 (このIDを非表示/違反報告)
支配人B(プロフ) - ハルさん» 私のモットーはシリアスをシリアルにすることです (2016年4月4日 20時) (レス) id: 42c1ca4e07 (このIDを非表示/違反報告)
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