【キ.ヨ】ヤンキーですが？

12回目 ページ13

『とりあえず、詳しくは放課後話すから帰ってくれない？』

もうこれ以上なにかしたくない

てか、あんまり長くいても疑われるし

「じゃあ、公園のトイレでいいよね」

『そこで良いから』

「それじゃあねー」

フジは左の頬をさすりながら自分のクラスに帰って行った

悪い事したかな

いや、正当防衛ってことにしておこう

個人情報漏らしたんだし

これまた教室帰ったら質問攻めだな

めんどくさ

その後予想通り質問攻めに合って、逃げたり隠れたりして放課後を待った

放課後も、急いで教室を出てきた

猛ダッシュで公園まで来るともうすでにフジがいた

「あ、A」

『着替えてくるから待ってて、多分キヨも来ると思うから』

「はーい」

息を整えながら着替える

外からは話し声が聞こえる

キヨが来たのか

まさか知り合いだったとは

でも、雰囲気似てるか

いや、違うな

ヤンキーとチャラ男だ

着替えも終わって外に出るとやっぱりキヨが来ていた

「よっ」

『どーも』

「おー、久しぶりに見たな」

『結構会ってなかったからね』

「やっぱり赤が似合うなぁ」

「俺も髪の毛赤のメッシュ入れてるんだぜ！！」

「あ、ホントだ」

「お前も黒髪だけど似合ってる！フジしか黒髪は似合わねぇな！」

「ホントに？ありがとう」

『そんなに仲良かったんだったらなおさら言って欲しかった』

「「なんか、ごめん」」

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