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「なんか山田、めっちゃ調子悪いみたいだぜ」
「まじか!今週末の試合、間に合うか??」
教室の隅で、サッカー部の男子二人が話しているのが、ふと耳に入った。
A「え?ねえ、山田くん、そんな調子悪いの??」
思わず話に入ると、男子二人はお互い顔を見合わせる。
男子「なに??A、彼女なのに聞いてねーの??」
A「え、ああ、うん。熱があるから今日は休む、しか聞いてない」
男子「なんか熱も40度近く出てるみたいで、すごい調子悪いみたいだぜ??」
え。そんなに調子悪かったのか・・・。
知らなかった。
お見舞い・・・行こうかな。
今日の数学、テストに出るぞーって先生が言ってたから、ノートも見せてあげたいし。
大貴に言えば、おそらく嫌がるだろうなってことは分かってた。
だけど、私が落ち込んでいる時に支えてくれた山田くんを、放っておくのは、なんだか違う気がして。
大貴には言わずに、山田くんのお見舞いに行くことにした。
山田くんの家に着いて、チャイムを押す。
すると、山田くんにそっくりの美人な女の人が出てきて、思わず体が固まった。
「あれ?!あなた、涼介の彼女?!」
A「え!あ、あああ、あ、はい!」
なんだか、挙動不審になってしまった。
その美しい人は、目を細めてクスクス笑いながら「どーぞ。入って」と、玄関の扉を大きく開けた。
「あ、涼介の姉の千尋です。はじめまして。涼介から話は聞いてたけど、こんなに可愛い子だとは思わなかったなー」
お姉さんなんだ。
本当に綺麗だし、スタイルいいし、サバサバしてるし、素敵な人・・・。
千尋「涼介の部屋は2階にあがって、右手の部屋ね。ごめんなさい。私これからバイトなの。家には涼介以外誰もいなくて。お茶も出せずにごめんなさいね。」
A「い、いえ!!お構いなく!!」
千尋さんは申し訳なさそうに、そう言うと、さっさと玄関から出ていった。
残された私は少しだけ放心状態になりつつも、「おじゃましまーす」と小さくつぶやくように言いながら、家に上がらせてもらった。
階段をのぼって、千尋さんが言っていた、右手の部屋のドアをコンコン、と叩いてみる。
返事はなかった。
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しぶたにまにあ(プロフ) - キャストとポジションが最高すぎます(^_^)更新待ってます! (2018年2月21日 0時) (レス) id: 9232ad4502 (このIDを非表示/違反報告)
ミスド - キュンキュンします!!最高!!更新頑張ってください!! (2018年2月20日 18時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - すごくドキドキしながら読んでます。これからも楽しみにしてます! (2018年2月18日 19時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - この作品すごく読みやすく面白くて好きです!これからも更新頑張って下さい☆ (2018年2月13日 21時) (レス) id: 44fd8f8597 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - すごく続き気になります!更新頑張ってください! (2018年2月7日 18時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなるり | 作成日時:2018年2月4日 12時