制限時間付き (ページ25)

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静かな車の中は、なんだか寂しい。
さっきまでの楽しい時間が嘘のように。
また明日からしばらくはソクジンさんと会えないのか…

JN『A。今日はありがとね。すんごく楽しかった。』

前を向きながらソクジンさんはそう言った。

『私も。すごく楽しかった。ありがとう。』

JN『あ～～またしばらく会えなくなっちゃうのかあ～～寂しいな～～～』

『ふふ(笑) 私も凄く寂しいよ。』

JN『でも、毎日連絡はするから、ちゃんと返事してね？』

｢もちろん(笑) お仕事頑張ってね。｣

JN『やー！そんなん言われたら頑張るしかないでしょ！！』

あっという間に家の前に着いた車。
私が車から降りると、ソクジンさんも降りてきた。

｢…ソクジンさん…？｣

そう言うと、ソクジンさんは私の腕を引いて、私を抱きしめた。

JN『充電。

大好きだよ。A。』

｢ソクジンさん……｣

JN『あ～これで明日からも頑張れる！Aもバイトと勉強頑張ってね。』

ゆっくり私から離れると、ソクジンさんはそう言った。

｢うん、、｣

JN『ふっ、顔真っ赤(笑) それじゃ、またね。』

｢うん、気をつけて帰ってね。｣

JN『ありがと(笑)』

そう言うと、ソクジンさんは車に乗って
『じゃあね。』と言って帰って行った。

気持ちを素直に伝えてくれるソクジンさんには、毎回ドキドキしっぱなしで、自分の気持ちを伝え忘れちゃう。

私もしっかり伝えられるようになれたらいいのにな。

この日の夜は、寂しくて、でも、ドキドキしていて、なかなか眠れなかった。