制限時間付き (ページ22)

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ソクジンさんの家に泊まるは久々で、ソクジンさんと一緒に寝るなんて全然慣れてないわけで、、、

私の心臓はドキドキしている。ソクジンさんに聞こえてしまうのではないかってぐらい。

JN『A？どうしたの？』

緊張からなのか、恥ずかしさからなのか、隣に寝るソクジンさんを見ることができず、ただ天井を見ることしかできなかった。

｢えっ、あ、いや、、その、、、｣

隣から聞こえてきた声に振り向くと、思ったよりもソクジンさんの顔が近くにあって、、、また心臓がドクンとなる。

JN『ふっ、まさか緊張してる？(笑)』

｢えっ、、｣

JN『ちょっと手貸して？』

ソクジンさんは私の手を掴むと、自分の胸へ持っていく。

JN『俺も。実はちょっと緊張してる(笑)』

ソクジンさんの心臓もドキドキしていた。

JN『俺たち、付き合ったばっかのカップルみたいだね(笑)』

｢ほんとだね(笑) もう付き合ってそこそこ経つのに(笑)｣

JN『でも、これが当たり前になるよりいいんじゃない？
俺たちは、こういう小さな幸せが凄く大事なんだから。』

ソクジンさんの言う通り。私たちには、これが当たり前になってはいけない。
一緒に居れること、一緒に寝れること、一緒に何かできることは、凄く幸せなことで、この小さな幸せを感じることが凄く大事なんだ。

JN『でも、ほんとはこれが当たり前になっちゃうぐらい毎日一緒に寝たいけどね(笑)

これからも、たくさん思い出作っていこうね。おやすみ、A。』

ソクジンさんは、私の手から自分の手を離すと、私の頭を撫でながらそう言った。

｢…うん、おやすみ。｣

その時のソクジンさんの顔は、とても優しかった。

いつの間にか眠気に襲われた私は、ソクジンさんの香りに包まれながら眠りについた。