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JM『あ、A。そのネックレス、似合ってるね。』

Aちゃんの首元には、リングが付いたネックレスが光っていた。

「ソクジンさんが…買ってくれたの、、、」

幸せそうに、でもどこか悲しそうに、そう言ったAちゃんは美しかった。

心がチクリと痛んだ気がした。

俺は、合コンで会った日に一目惚れかのように、Aちゃんに惹かれて、彼氏がいると知っても気になって、、、カトクも送りたくても送れなくて、、

でも、Aちゃんには本当に好きな人がいる。

それが目に見えるようで、少し辛い。

その話をしてからは、いまいち話の内容が頭に入ってこなくて、時間が過ぎた。

少し離れたところから歓声が上がって、ああ、今日は騒がしいなって思った時だった。

『A…？』

追い討ちをかけるように、Aちゃんの彼氏が現れたんだ。

TH『あ、、テヒョン…です、、』

緊張して、いや、、動揺して、上手く喋れなかった。

ソクジンさんは、男の俺でもかっこいいって思ってしまうほど、見入ってしまうほど、背も高く、スーツも着こなしていた。

言われてるようだった。お前には勝ち目はないって。お前には届かないって。

見つめ合っているAちゃんとソクジンさんの横顔は、優しく、幸せそうで、とても美しかった。
あの時のように、眩しかった。

辛かったはずなのに、この笑顔が、無くなるときが来るんだと思うと、俺まで苦しくなったんだ。

Aちゃん。
俺には、聞こえたよ。

「辛いよ……」って。

俺には届きそうにない世界。
どんなに頑張っても届かないかもしれない。

それでもAちゃんの側にいれるような男になりたい。

俺には二人を守ることはできないけど、

Aちゃんの笑顔を守りたい。

悲しそうに見える笑顔なんて見たくないよ…

俺はもう、Aちゃんが好きなんだから。