忍びの2 忍ばずショッピングへGO！ (続き) ページ1
「はぁっ…。
だから私…あんたたちのことが嫌いなのよ。
ちょっとは伊賀崎流を信じてもいいかな？
そう思ったのに…。
天晴の話を聞いてさ…。」
そう下を俯いてつぶやいた。
俺たちのことが…嫌い？
天「おい待てよ！
何で俺たちのことが嫌いなんだよ！
そんなこと言わずにAの気持ち聞かせてくれよな！」
俺はそんなことAに言って欲しくなくて
とっさにAの肩を掴んで尋ねた。
すると
「あんたたちは全く私のことわかってない！」
そう言ってAは妖怪の方に駆け出して行った。
すると妖怪も慌てて
カ「何っ！？俺様に突っ込む気か！？
正気ピカッ！？」
そう言って雷の光線を慌てて出し始めた。
風「お姫様！そんなの無茶だよ！」
凪「お姫様やめて！危ないよ！」
「えぇっ！
いくら危なくたって無茶だって私は正気よ！
はぁっ！！」
Aは扇を使って光線を跳ね返した！
すると妖怪に向かって光線が跳ね返って
カ「ピカーッ！何っ！？
また俺様の太鼓がぁっ！！」
妖怪のでんでん太鼓がまた1つ破壊された！
それから
「あんたたちにとって私はか弱いお姫様に
見えるかもしれないわ！
でも私はそんなことで
あんたたちに守ってもらいたくない！
はぁっ！はぁっ！はぁっ！はぁっ！」
Aはそう言って
妖怪が次々と出す光線をはね返しながら
立ち向かっていった！
その時俺の頭の中では
『今の私のことは誰も見つめてくれない。
そんなの耐えられないのよ。』
そう悔しそうに呟いていたAを思い出した。
天「そうか…。
もしかしてAは
俺たちと同じ目線に立ちたかったんだ。
姫と忍者なんて関係じゃなく
対等な友達の関係になりたかったんだな。」
だから姫を守ってやる！
そう言い続けた
俺たちのことを嫌いだなんて言ったんだろ？
それにこいつらも気づいたのか
風「私たち…お姫様のこと目上の存在って
思いすぎてたのかもね？」
八「だから俺たちは姫と
距離も置いてしまってたんだな！」
凪「さっきの僕たち…。
お姫様の本当の気持ちに気づかずに
自分たちの思いばっかり押し付けてたんだね？」
そう言って妖怪と1対1で戦い続ける
Aの後ろ姿を見た。
Aは今も
「私の気持ちは…みんなと一緒に闘いたい！
一緒に力を合わせたい！
ただそれだけよ！
はぁっ！！」
カ「うわ〜っ！！
俺様よりも強すぎる奴がいた〜！」
妖怪を扇子だけでひたすら攻撃して
あいつを吹き飛ばした。
Aって本当は強い姫…いいや！女の子なんだな！
ラッキーニンニンジャー
ライオンハオー
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作者名：ラブリン | 作成日時：2021年9月2日 17時
