.。絶対的秘密恋愛 .。

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「 あっ … はい… 」




と言うと 藤井さんは一万円を私に押し付けた。




「 それくらい貰ってや。ほな。」




と 背中を向けたから慌てて呼び止める。




「 あのっ、本当にいらないです！！それに、あのハンバーガー、300円ですよ！？」




藤井さんは は？ とでも言いたげな顔をした。こっちも は？ って言いたいくらい。




「 300円って… 変な嘘つくなぁ… いいから、貰っとき 」




「 いや！！だって！！藤井さんのバナナシェイクも100円でしょ！！？」




「 一万払ってお釣り貰ってへんから知らん」




またまた爆弾発言。お金持ちの金銭感覚は思ったよりヤバい。




「 とにかく！！貰えないです、こんな大金！！では！！」




藤井さんに無理やり押し付けて走る。




何なんだ、あの人は…




後ろを振り返れば 何も気にせずイヤホンを嵌めてる。




そういう人なのかなぁ…




明日学校に行くのがちょっと怖い。




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