健人担ですけどなにか？ Fuma.K (ページ35)

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your side

朱「A、けんてぃーにファンサ貰えてよかったね！」

『ふふふ、もう幸せすぎた。』

思い出してにやけてくる。

そう！私はなんとなんと！健人くんからファンサが貰えたのです！！！

それはそれは美しいものでしたよ。

同じ人間とは思えないほどキラキラしてて、目がめっちゃあってもうね、心が射抜かれたというかね、世界が薔薇色に変わったというかね、とにかく言葉に言い表せないほど素晴らしいものだった。

頑張ってうちわ作ったかいがあった。

「でも確かに今日は全てにおいて運がよかったよね。」

『うん！席も良くて健人くんからファンサも貰えてサイコー！あの時にもう1回戻りたい。』

今回は本当に最高だった。

たまにこういうラッキーなことがあるからコンサートって行くの辞められないんだよな。

「それもそうだけど、A風磨くんからもファンサもらってなかった？」

『え？いつ？』

「覚えてないの？トロッコでめっちゃ近く来た時だよ。」

ついさっきの記憶を辿る。

『あー、あれね。あれは私じゃなくて隣の子にしたんだと思う。』

隣のきくちのファンがめっちゃ喜んでたからたぶんその子にしたのかなーって。

「そうかなー、この間合コンで会ったから覚えててくれたんじゃない？

Aも風磨くんもすぐ帰ったけどさ。」

ｷﾞｸｯ

朱里にまだきくちが同じマンションに部屋借りてたこと、てかまず、あの後一緒にいたとか話してないんだった。

これは話したほうがいいやつですか？

でもわざわざ言う必要もないよね。

だけど感づかれたらめんどくさいというか…

そう頭心の中で自問自答を繰り返していると。

「ま、Aは健人くんLOVEだから風磨くんが覚えてようと覚えてないが関係ないのか。」

『そ、そうそう！』

朱里から言ってくれたから、もうそういうことにすることにした。