ネコマの男の娘２[BL] (ページ5)

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第55話ページ5

『じゃあ、姉さん達行ってくるね。』

夏「おー行ってらー」

『くれぐれもやらかしたりしないでよね。仕事はちゃんと行って。ご飯は作ってあるから温めて食べて。』

千「わーってるってそれくらい。」

『家事もちゃんとやってね？』

雪「ああ。勿論だ。」

『じゃ、行ってきます』

今日からユース合宿が始まります。どうもAです。

ユースって聞くとなんか壮大だけど、都内だからなんか不思議な感じ。

いざとなったら家帰れるし。

『こんにちは』

本館みたいな所で挨拶をすると、

「こんにちは。ようこそ。君は確か、白布Aくん、だったね？」

『はい。よろしくお願いします。』

先生らしき人が出てきて挨拶をした。

えっと…この人の名前…確か…す、すずめだ…？

雲「私は、この合宿のまあ、責任者とでも言っておこうか。雲雀田吹(ひばりだふき)だ。」

『あ、そうそう雲雀田さんだ。』

雲「？何かな？」

『あ、なんでもないです。』

そういえばこの合宿侑くんも来るって言ってたな。

そう思って辺りを見回してみたものの、誰も見つからず。

『あの…雲雀田さん。他の人達って…』

雲「まだ居ないよ。君が最初だ。」

『そうだったんですね。来るの早過ぎました？』

雲「いやいや、そんなことないさ。」

『…』

雲「…」

いや気まず！何喋れば良いんだよ！

『…雲雀田さん、なんで僕はこの合宿に呼ばれたのでしょうか。』

雲「、というと？」

『雲雀田さんは僕の何処を見込んで読んでくださったんですか？』

雲「そうだねぇ…僕は君のオールラウンダー性を見込んで、かな？」

『…オールラウンダー性…ですか？』

雲「そうだ。君はセッターとしての正確さも高く、レシーブもうまい。跳躍力もあるからオールラウンダー性、と言ったんだ。」

『！…ありがとうございます、！』

雲「それじゃあ、荷物は合宿部屋に置いてきてもらっていいかな？部屋は決めてあるから。」

『わかりました。』

そう言われて部屋を探しに行くと、後ろから声がして、

「Aーーーーーーー！！！！！！！」

『！？な、なに、！？』

侑「Aーー！！俺や！侑！」

『あー、侑くんだ、やっほ』

侑「もっとテンション上げえや！」

『わーすごーいすごーい侑くんだーやったー』(棒)

侑「それはそれで傷つくからやめてくれへんか」