ネコマの男の娘２[BL] (ページ24)

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番外編10 ページ24

貴方side

『角名くん！ごめんねさっきは…』

角「別に、大丈夫だよ。」

『北さんも、ありがとうございました』

北「ええよ」

侑「また俺を置いてったんか、A…！」

『あごめん』

侑「その言い方は完全忘れとったな！？」

『ごめんて』

侑「ほんまにそう思ってるなら次は俺と遊ぶよな？？？」

『うん、いいよ』

『そもそも侑くんと遊びたくないわけじゃないし』

侑「ほんま？」

『ほんま。』

侑「！っ好きやっ！！」

黒「はいはいストーップ。俺の彼女なんですけど？」

侑「そんなん関係あらへんですわ。奪えばいい話でしょ」

黒「あ？」

侑「あ？」

『置いてくよ？？』

侑「ちょ待てやA、」

『んふ、置いてかないよ笑』

侑「(小悪魔や…)」

侑「だけどそんなとこも好き！」

黒「お？やるかい？」

『やらない』

『さ、もっかいジェットコースター乗りに行こー』

侑「えぇ…」

『いや？』

いやならいいけど…と言いかけると

侑「行く」

『おーいーね』

『じゃ侑くんと行ってくるね〜』

『…来たはいいものの』

侑「やっぱ混んどるなぁ」

『んね。暇になっちゃった』

侑「俺はAとお話しできるから大歓迎やで」

『ひゅーイケメーン』

侑「あんま褒めんといて//」

『ニコニコですやん』

侑「なあA、写真撮らへん？」

『いーよ』

そう言って侑くんはスマホを取り出して2人の顔の前に構えた。

侑「かっわ…！」

『え？』

撮り終わるとそう呟いた侑くん。

侑「家宝にする」

『しないで』

角「ちょっとお二人さーん」

順番待ちの列の柵の向こうから角名くんが声をかけてきた。

『あれ角名くんどしたの』

角「ん、クレープのお裾分け。」

『わ！ありがと！』

角「どういたしまして。」

侑「クレープ食ったあとジェットコースター乗るんか…？」

『うん』

侑「三半規管どうなってんねん…」

角「そう。だから侑の分はないよ」

侑「はぁ？おま、まじで…」

角「でもいらないでしょ？」

侑「そういう問題ちゃうやん…」

『ふふ、カップルみたい』

侑「あぁん？誰がこないなやつと…！」

角「俺だってこんなクズ嫌なんですけど？」

角「カップルになるならやっぱり俺は白布さんとがいいかな」

『ふふありがと。でも僕はクロがいいからなぁ』

侑「振られてやんの」

角「うるせえなこいつ…」