第64話 ページ15
貴方side
寝て起きたら、保健室のベッドだった。
まあ、そりゃあそうだよね。
元也くんは居ない。
その代わり、何故か、
僕の膝あたりで顔を伏せて寝ている、宮侑がいた。
『いやなぜ??』
僕の言葉に体をピクッと揺らした侑くんが目を覚ました。
侑「んぁ、A起きたんか…良かった…」
『あ、うん。大丈夫だよ。元気。』
侑「ほんますまんかったなぁ…まだ痛むとことかあらへん?」
『大丈夫だって』
侑「ほんまのほんまに?」
『本当だよ。』
侑「…ほんますまんかった!」
『そこまで謝られても反応に困るな…はは…』
侑「それで…その…こんな時に…不謹慎やとは思っとるんやけど…その……」
『うん?』
侑「あ、あの…A…この前言ってくれたやん?なんでもするって」
『あ、そういえば言ったね。』
侑「…その…ずっと考えとったんけどな…お願いしても…ええか…?ほんま、傷つけてたんにこんなお願いするのあかんと思ったんやけど…」
侑「ほら…あ、の…据え膳食わぬはなんとやら…って言うやん…?」
『いいよ。全然それくらいなら。』
侑「ほんまに、ええんか?」
『うん。』
侑「まじかっ!!!ほんまありがとう!」パァッ
顔を明るくした侑くんが抱きついてきた。
『あ、あはは…ちょ、ちょっと痛い、かな?』
侑「あ、すまん…」
『はは、それで?お願いは何?』
侑「その…この合宿が終わったら…俺と遊びに行かへんか…?」
『え?そんな事?いいよ全然』
侑「え、ええんか…?そ、その…遊ぶんもこっちでって事になるけど…」
『こっち?兵庫って事?いいよ』
侑「よっしゃ、じゃあこの日とかどうや?」
『多分大丈夫だよ。何かあったら連絡するし。』
侑「ほな、楽しみにしとるな!」
ほなな!って言って出てっちゃったけど…
一体謝りたかったのか遊びの約束にきたのか…
ま、いっか
部屋の時計を見ると朝食の時間になっていた。
もう…大丈夫だよね起き上がっても
まだちょっと頭ガンガンするけど良いよね。
お腹空いたし。
そうじゃん!僕昨日の夜からなんにも食べてない!
そりゃあお腹空くよね。
よーし食べるぞー
____________
ふぅ、食べた食べた
『今日は結構食べたな…』
皆(((いやあんたまじ少食すぎて心配になるわ)))
今日のAのメニュー
ご飯、味噌汁、魚。
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翡翠** - こんにちは!続編…やっぱし神様ですね。こっちも応援しやす! (2021年12月28日 17時) (レス) id: 2b500e79f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/momiji81945
作成日時:2021年12月27日 9時