第62話 ページ13
『はぁ、気が引けるなぁ…お腹すいたし』
今日の疲労が溜まってるぅ…
疲れたし、お腹空いたし、眠いし、もうやだ。
どうしよう、忘れ物取りに行ったら先に寝ちゃおうかなぁ
体育館を覗くとやっぱりタオルとサポーターが置いてあった。
良かった…
早く取って帰ろっと。
屈んでタオルとサポーターを取ろうとすると、
「危ないっ!!!!!避けろッ!!!!A!」
誰かの声がして、
誰かがサーブで打ったボールが、
こちらに飛んできて、
その瞬間、
頭に衝撃が入って、
それからの記憶が全く無いデス。ドウスレバイイデスカ。
それで今、なんか古森くんが目の前に居ます。
もう一回言いますドウスレバイイデスカ。
タスケテクダサイ。
もう一回言いましょうか?
言わなくて良いですか、ソウデスカ。
古「あ、白布さん目、覚めた?」
『う、うん…覚めた、けど』
古「良かった…なにがあったのか覚えてる?」
『いや、…覚えてない。』
古「そっか、えっとね宮くんが打ったサーブがコースを外れて、白布さんの頭に……」
『そうだったんだ。』
古「どこかまだ痛いところはない?」
『うん、大丈夫だと思う。』
古「じゃあ、先生呼んでくるね。」
そう言って古森くんは先生を呼びに行った。
なんだか眠ったからか眠気が無くなったなぁ
お腹も空いてないし。
それからと言うもの、先生達が瞬く間にやってきて、
せっせと作業してもらって、
「軽い
って言われてどっか行っちゃった。
え?脳震盪ですか?
軽いって何ですか?
そんなあっさり行かないでください。
怖いんですけど
不安なんですけど
そんで古森くんがまだ居るんですけど
本当にナンナンデスカ
古「白布さん、どうして俺がまだ居るの?って思ってるでしょ」
『えっ!?いや、別に…』
古「あはは、顔に書いてあるよ」
『そう、かな…ごめんね顔に出やすいみたいで…』
いやでも別に早くどっか行ってくれとは思ってないからね?
古「俺が白布さんの側に居るって言って先生達には戻ってもらったんだ。」
『そうだったの。』
古「うん。…俺白布さんに聞きたい事があって。」
『聞きたい事?』
古「そう。まあ、大した事じゃないんだけどね」
なんだろう、
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翡翠** - こんにちは!続編…やっぱし神様ですね。こっちも応援しやす! (2021年12月28日 17時) (レス) id: 2b500e79f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/momiji81945
作成日時:2021年12月27日 9時