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フラフラ ページ25











「あ、ありがとうございました…」




タクシーを降りてマンションに入る。
マンションについた安心感からか
なんかまた酔いが回ってきた。



7階に上がるエレベーターが
やたら長く感じるのは何故だろう。








「ただいまあ」

風「…お。おかえり」




リビングで風磨くんは
上裸のまま髪を乾かしてる最中だった。

フラフラのわたしをみて
風磨くんはわらった。



風「お前飲みすぎた?ふらっふらしてるけど」

「そんな飲んでないけど、疲れた……」




だいぶ疲弊した様子のわたしをみて
早く風呂入ってこいやーって
浴室まで連れてかれた。


「まって、まだパジャマとか取ってないよ」

風「置いといてやるから。早く入っといで」



今日は湯船につからないで
シャワーだけにしよ。沈むもん絶対。





そこからは光の速さで、お風呂を出た。









上がると、

わたしのパジャマが綺麗に畳まれて置いてあって。
わざとらしくパジャマの上に
わたしが持ってる一番セクシーな下着が置いてあった。



「…もー」



風磨くんらしくて、すごく良い。
こういうちょっとした子供っぽさすら愛しくてたまらない





パジャマを着てリビングに戻ると
いつものソファーで風磨くんは寝ちゃってた。

髪に触れるとまだ濡れてるから
気持ちよさそうに寝てるけど起こさないと。




「風磨くん、風邪ひくよ」

風「あー悪りぃ寝ちまった。ねみぃ」



「先寝ててよかったのに……」


風「帰ってきてリビング暗かったら寂しくね?」




「え?」



風「おやすみーーー」








問いかけたのに、
さらっとかわされて。

風磨くんは寝室へ









優しさ→←最悪



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作者名:なぴ!!! | 作成日時:2017年2月11日 20時

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