もっと２ (ページ16)

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退屈ページ16

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A「ひ、暇すぎる……」

　

時刻は23時。
普段なら寝ようと思えば寝れる時間だけど、

1日なにもしてないせいか
まったく眠気がこない。

あーーーーー眠気！きてよ！

風磨くんは、番組で地方にロケ。
遠いから泊まって帰るんだって、退屈だなあ、

今日は一日中このベッドに横たわってた。

見たい映画もドラマも、全部見た。
読みたい漫画も、全部見た。
サボってた掃除も普段ならやらない場所までやった。

やることが本当にない。。

FUMA今なにしてんの?

Aすることなくて、悩んでたところ

数分後、風磨くんから電話。

風磨「Aー？」

付き合ってわりとすぐ一緒に住みはじめたし、

付き合う前もオーバーヒートしたくなくて
そんなに頻繁に電話してたわけじゃないから

携帯越しに聞こえる風磨くんの声が

なんか新鮮で、

すっっっごく恥ずかしい。。

A「もしもし？どうしたの？」

風「用はないけど」

風「なんか声聞きたくて。」

なにそのうれしい言葉……

なんか、なんか、なんか、なんか、

風磨くんってさ、こう、なんていうの？

スマートに、息をするように
自然に？こういうこと言えちゃうから。
ずるくて、

大好きが止まらなくて。

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