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「 Aが重いとか今に始まったことじゃなくない?!」


勝利に風磨とのことをすべて話したら
そう言った勝利。




ねえ、それ、悪口…







なにも言わず無言で勝利を睨んでたら
ごめんごめん(笑)って笑いながら謝って来た、


たしかに元彼にも
Aは重いっていつも言われてたな

結局 重いなんてことがよくわからないまま
風磨に告白されて付き合って、

また重いって言われてフラれた





わたしがふられるのは
その 重い ってことが原因なのは確実。







「 あぁー勝利、重いってなにーーー」

「 気持ちが大きくなりすぎちゃうんでしょ 」

「 だって好きなんだもん 」




「 わかるけどさぁー、どうせAのことだから他の女の子と連絡とるなとか言ってたんでしょ?(笑))



図星すぎて、ムカつく_____







「 やっぱり、男子からしたらそういうのってウザいの?」

「 連絡くらいはいいと思うけどね 」

「 そっかー、もうしばらく恋なんてしない! 」







「 Aは恋なんてしないって言っても結局モテるからすぐ彼氏できるじゃん」




「 でも、全然長続きしない 」


「 長続きすることだけが恋愛じゃない 」







「 はぁい… 」





勝利のはっきりとした口調に、
タジタジになっていたら

1時間目の終了のチャイムがなった。






「 あーあ、誰かさんのせいで授業終わっちゃったじゃん 」



早く戻るよってわたしの背中を押した勝利。



押された時、モヤモヤしてた気持ちが
一気に解放されたような気持ちになった。


曇ってた空が雲が全部なくなって
快晴になった。そんな感じの、気持ちの変化。







「 どうですか、Aさん 」

「 ん? 」

「 少しでもスッキリしましたか?(笑)」






おどけたように、笑いながら。
ふざけてるみたいにみえるけど
真剣に話を聞いてくれた勝利。



その勝利の優しさに心は確実に
軽くなった。




「 うん!復活!勝利、本当にありがとう 」

「 もう少し時間かかるかもだけど 」

「 前向いて頑張るよ 」






5組に入る前勝利のほうをみたら、
こっちはみていないけど
背中でピースをしてる勝利が見えた。







…ありがとう、勝利









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作者名:なぴ!!! | 作成日時:2017年2月9日 15時

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