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聡 「 勝利ってたまに面倒だよね 」



勝利に置いてかれたから、
聡とふたりの帰り道。なんか、新鮮

車もほとんど通らないこの道は
普段はとても静かだけど、
夏のせいか虫が鳴いてて騒がしい。



なにが起きたのかよく分からなくて
沈黙していたけど、聡が破った。




私 「 うん、ていうか難しいとこある 」





そう言い返すと、
悪い子じゃないんだけどね〜 と
空を見上げながら聡はいった。




再び訪れる沈黙。
決して心地いいものじゃないから、
はやく家に帰りたくなって足を早めた。




家に着くまで聡とは話さなかった。






私 「 また明日ね。」

聡 「 あ、うん。勝利も明日は平気だと思うから」

私 「 そだね 」


何が大丈夫なのか全く分からなかったけど
話が長くなるのが嫌で、家に入りかけた。

ドアを開いた時、




聡 「 A!まって、」





聡がいつの間にか家の前にいて、
焦ったように



聡 「 Aは健人くんがすきなの?!」






イヤイヤイヤイヤ、なんでよ。
何がどうやってその話題になって
いま家に入りかけたのに聞いてきたの?

もうわけわかんなくって






私 「 恋愛感情持つほど絡んでない 」






それだけいって家に入った。









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作者名:なぴ!!! | 作成日時:2017年2月9日 15時

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