J × J 。2 ーSZ、JWEST、Jrー

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颯「 … え ？ 泣いてんの ？ 」



「 うぇぇ ... 」



颯「 …… ちょっと 、なんで … 」









「 はあ 」 と 、ため息をつかれる 。






ああ 、呆れられた 。



めんどくさい女だって 。









颯「 ちょっと 、こっち 」









ふいに手を引っ張られて 、ビルの裏に連れて行かれる 。









颯「 … よし 、ここなら人目につかない 」



「 …… っく 、う 、…… ぇえん … 」



颯「 … なんで泣いてんの ？ 」









たかはしが私を覗き込むけど 。



それでも答えない私を 、颯が優しく包み込む 。









颯「 … ごめんね 」



「 ……… っ 」



颯「 遅れて 、しかも仕事のせいにするなんて 。
走ればもっとはやく着けてたのに 」



「 ちが … 、 ちが 、たか 、はし … っ 」



颯「 ん ？ … 落ち着いて 、話してごらん 」









優しく背中をさすってくれて 。









颯「 どしたの 」



「 きの 、昨日 … 、ガムシャラで 、たかはし 、お 、同んなじ女の子にばっかファンサして … っ
その 、その女の子可愛くてぇ ... っ 」



颯「 …… うん 」



「 わた 、わたしぃ 、どうしようって … 何か … 分からんねんけどぉ … っ 」



颯「 … そっか 」









優しいたかはしの声 。









颯「 ごめんね 、違うよ
俺の団扇持っててくれたから … 」



「 … ん 、」



颯「 その子にだけやったつもりはなかったんだけど 」



「 … うんん … 」



颯「 そっか 、不安になっちゃった ？ 悪りぃ 」



「 ごめんね … っ 、それが嫌で 、たかはしに強く当たっちゃったあ … 」



颯「 なんだよ 、謝んなよ 」



「 うわぁん … 」



颯「 俺は 、Aだよ 、Aだけ 」



「 ったかはしぃ … 」



颯「 だーかーら 、颯だってば 、笑 」









そう笑った颯は 、あの可愛いくしゃっとした笑顔 。









◎ 高橋颯




*****

AKARI 様リク




ずっと残してきたこのケンカエピ 。

いつ使おうかなあって 。


… なんと最終話 。





最終話だから贅沢に二話分使っちゃう 。

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